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ギョーザとビールで乾杯! 川崎の味は“ 町中華” にあり
2026年02月16日更新

成喜と天龍、 地元が誇る老舗の底力
川崎駅周辺を歩くと中華料理店、いわゆる“ 町中華” の多さに驚かされる。その中でも、創業70年以上の「中華 成喜」と「中華料理 天龍」は、川崎駅周辺で生活する人なら誰もが知る老舗中華料理店だ。
町中華ブーム以前から、昼どきになると両店舗とも長蛇の列ができる超人気店である。大衆食堂的な中華料理店で提供される定食が町中華であり、これも川崎駅周辺で暮らし働く人のための「安くて、旨い」食文化のひとつだ。
そんな川崎の食文化である“ 町中華” が地域活性につながればと、「かわさき餃子舗の会」として両店舗ともPR活動を行っている。
成喜の一番人気も餃子だ。モチモチの皮に肉と野菜がぎっしり包まれた餃子はジューシーで、「かわさき餃子舗の会」オリジナルの味噌のまろやかさに酸味が効いている「かわさき餃子みそ」がよく合い、ビールも進む。
川崎駅周辺の町中華は昼から飲んでいる人をよく見かける。これは、工場などの夜勤で働く人が利用しているからだとか。
「時間に関係なくお酒が飲めるラフな感じが川崎の食文化の魅力」
そう話してくれたのは、成喜の主人。多様な人が行きかう川崎には、いつ来ても変わらない美味しさでホッとできる町中華がぴったりなのだろう。天龍 仲見世店の女将も、
「若い人も、女性も多い。常連さんは豊富なメニューの中から自分の好みの「定食」を見つけて、そればかり食べている(笑)」
天龍の看板メニューのタンメンは、懐かしく素朴な味わいのスープに野菜がたっぷりで、長年愛されている理由が食べれば分かる。
いつ行っても変わらない味の安心感。それが、成喜と天龍の最大の魅力で、川崎駅周辺の食文化の根本である「安くて、旨い」を支え、多くの人の暮らしを豊かにしてくれているのだろう。
